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磐田1-0清水
磐田のルーキーコンビが決勝ゴールを演出
ルーキー二人の活躍で決勝ゴールを奪った磐田が、静岡ダービーを制した。シュート数も12対4と磐田が圧倒したが、決定機と呼べるモノは数えるほどで、どちらに転んでもおかしくない展開となった。
立ち上がりに押し込んだのは清水で、相手のミスに乗じてスピードアップする場面を何度か作った。磐田も次第に、生命線である前線からのプレスで相手の選択肢を限定する。「一歩寄せることなど、後ろを助ける動きはクリアできた」と、小林は守備面での手ごたえを口にした。
一方、攻撃ではなかなか良い形を作ることができなかった。上田は何本かピンポイントのフィードを送るなど精度の高いキックは見せたが、ボールを失う場面も散見され、相手の逆襲を許してしまった。櫻内の走力を生かしたオーバーラップも影を潜めた。とはいえ磐田のキャンプは佳境に差し掛かっており、名波監督が「死んでいる」と表現したように選手の疲労がピークに達している点は考慮しなければならないだろう。
対する清水は前線の“個”が強烈で、彼らだけで攻撃を完結させる場面を作っていく。55分には大前の落しから白崎がラストパス。抜け出したチョン・テセが自慢のフィジカルで相手DFをブロックしてシュートを放つ。これは枠を外れたが、スムーズな連係から意図のある形を見せた。
そんな中で、最後の最後に試合を動かしたのがサックスブルーの新人コンビだった。89分、荒木が胸トラップで相手を置き去りにすると、グラウンダーで入れたボールを小川航が決めて勝負あり。磐田がニューイヤーカップ2連勝を果たした。( 青木 務)