Photos: Atsushi Tokumaru
攻守に圧倒。これが新生・城福トーキョーだ
昨季、柏を苦しめたチョンブリFCが相手ということで苦戦も予想された。しかし、フタを開けてみればFC東京の良さばかりが目立つ試合となった。
立ち上がりからFC東京がボールを支配すると、立て続けにCKを獲得。水沼が蹴った3本目のCKが相手のオウンゴールを誘い、6分にFC東京が先制する。9分には東、水沼とつないで左サイドを崩すと、パスを受けた阿部がキレのあるフェイントで相手DFをかわして右足を強振。低くて鋭いシュートが相手GKの股を抜け、早くも2点のリードを奪った。さらに、34分には右サイドを崩す。水沼が巧みなトラップで前を向くと、駆け上がってきた徳永へパス。スピードに乗った徳永が相手エリア深く進入してグラウンダーのクロスを上げると、走り込んだ東が冷静に決め、FC東京がリードを3点に広げハーフタイムを迎える。
後半もまったく攻撃の手を緩めないFC東京。54分には東の飛び出しから、パスを受けた前田が決めて4-0。55分に駒野のクロスに米本、61分には徳永のクロスに水沼、さらに73分には水沼のクロスからゴール前に飛び込んだ河野が決めるなど、サイド攻撃からゴールを重ねた。その後もオウンゴールと河野のPKで2点を加えたFC東京。終わってみれば9-0の大勝でACL本戦への出場を決めた。
確かにチョンブリFCとの間には実力差があった。それでも、この試合でFC東京が見せたのは、常にスペースへ飛び出す姿勢、味方を追い越す意識、そして素早い攻守の切り替えなど、“ActionFootball”を掲げた新生・城福トーキョーにふさわしいサッカーだった。