Photo: Jun Seio
開幕へ向け、浦和の「キツい」キャンプは続く
鹿児島キャンプ入りして9日目となる8日、浦和が韓国の大田シチズンと45分×4本(45分ハーフ×2試合)の練習試合を行った。
1試合目はコンディション不良から復帰したばかりの那須大亮に代わって永田充が入ったほかは主力組中心のメンバー構成。浦和が前からプレスを掛けたことでオープンな展開になったが、選手たちが「キツかった」と声をそろえたように、キャンプインしてから休みなく2部練習と練習試合を繰り返してきた疲労の影響か、動きに精彩を欠き、加えて、左ひざの負傷から復帰したばかりでトップコンディションには戻っていない柏木陽介が、自身でも「プレーが酷過ぎた」と言ったようにミスが目立ち、なかなか浦和らしい攻撃が展開できない。そして15分には中盤でのミスでボールを奪われた流れから失点を喫する。それでも、19分には相手のバックパスを奪った武藤雄樹がゴールを決めて同点に追い付いた。
2本目は両チームともチャンスを作れない展開が続いたが、60分に関根貴大と永田充に代えて駒井善成と伊藤涼太郎が投入されると、66分に駒井がPKを獲得。これを阿部勇樹が落ち着いて決めてリードを奪うと、72分にはカウンターから失点したが、79分に武藤のスルーパスに飛び出した興梠慎三がGKとの1対1を冷静に沈め、3-2で1試合目を終えた。
控え組中心となった2試合目は加賀健一が疲労と足の張りで欠場し、負傷明けの青木拓矢が途中出場したこともあるが、イリッチが右CBに入り、駒井と伊藤がボランチでコンビを組むなど、実験的な布陣が見られた。コンビネーションを欠いてなかなかシュートまで持ち込めない展開が続いたが、4本目半ばの153分に梅崎司のクロスから完全復活を目指す石原直樹がヘディングシュートを決めて1-0で勝利。2試合としても4本合計としても勝利を収めた。
浦和は9日にこの合宿初にしておそらく唯一のオフを挟み、10日から厳しい練習と2試合予定されている練習試合で開幕に向けてチームを仕上げていく。(菊地 正典)