Feature 特集

清水が辛勝。北九州は再三の好機を生かせず/スカパー!ニューイヤーカップ 清水×北九州 マッチレポート

2016/2/12 11:30


Photo: © J.LEAGUE PHOTOS

清水1-0北九州

 この試合を振り返ったときに小林監督が語った「まったり感」というワード。そのニュアンスが見ていると何となく伝わってくる試合内容だった。

 序盤から北九州の猛攻に遭い、清水はピリッとしない。4分にはセットプレーの流れから右サイドを破られ、クロスを中央でフリーになった刀根に合わされる。また23分には、花井が右サイドに展開、走り込んだ小手川がワンタッチでゴール前に転がしたボールに小松が飛び込むが、これは手前で清水の犬飼が何とか触った。さらに30分には、池元のシュートのこぼれ球が裏のスペースに転がり、小松にシュートを打たれる。清水の守備陣は北九州の素早い攻撃にほん弄されていた。

 一方の攻撃も停滞気味。裏への飛び出しを強調した練習をしているにも関わらず、試合になると大胆さが失われる。中盤でボールを保持するものの、後ろを固めた北九州の守備陣を崩すことができない。唯一の得点が、47分の大前のFKからのオウンゴール。前半から2トップを組んだ大前、白崎は、チャンスメークをすることはあっても、ゴール前で脅威になることはなかった。リスクを冒してでも、という得点に対する必死さが見られなかったのは残念なところだ。チョン・テセ不在時の攻撃陣は、不安が残る出来となってしまった。

 ともあれ、内容は悪いながらも結果を残した。今大会初の完封勝利を挙げ、この大会は2勝1敗の2位。昨年の同大会が3連敗だったことと比べれば先は明るい。また、3日に行われた初戦の鹿児島戦(5◯1)が今季初の実戦だったことを考えると、これから伸びる余地は十分にあるだろう。今後は清水に戻り、練習試合を2試合こなして開幕を迎えることになる。

 北九州は得失点差で鹿児島を上回り辛くも3位。課題はゴール前の質に尽きるだろう。この試合でも再三チャンスを作っているにも関わらず、ゴールが遠かった。守備は安定しているだけに、3試合で1得点という攻撃陣の不調を脱したい。      (田中 芳樹)

EG 番記者取材速報

League リーグ・大会