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自信と信頼を深めた鳥栖。チグハグだった名古屋/Jジャーナル 練習試合 鳥栖×名古屋 マッチレポート

2016/2/12 16:30



鳥栖2-0名古屋

 小倉隆史新監督が就任し、新しい名古屋へと変貌を遂げる意欲は見せたが、それを実現する方策には乏しかった。名古屋の最終ラインからロングボールが前線に入ると「蹴るなよ!」、「運べよ!」という声が前線からピッチ上に響いた。しかし、最終ラインでそれぞれがイージーミスを連発。矢野貴章のGKへのバックパスを奪われる場面もあれば、オーマンは足元でのおぼつかなさを露呈。鳥栖がしっかりした守備を構築していたこともあり、名古屋はハメ込んできた相手に対して不用意なビルドアップでのミスを連発し、最終ラインで奪われ、一気にゴールに迫られた。電光石火の立ち上がりを鳥栖に許し、10分までに2失点を喫した。イージーミスからの2失点で最終ラインは弱気になってしまい、ロングボールが増えたため、前述のような声が前線から飛んだのだ。セットプレー絡みや永井謙佑のスピードを生かしたシンプルな攻めで決定機も多く作ってはいたが、お互いに新監督が就任した中で、戦術の浸透というテーマで見れば中身が濃かったのは鳥栖のほうだ。名古屋も大まかにではあるが全体像を見せたものの、オーマン、シモビッチなど期待が懸かる選手が低調な出来に終わったことは気がかりだ。

 一方、鳥栖が始動以来ち密に取り組んできた守備に関して、マッシモ・フィッカデンティ監督は「オーガナイズされたプレスが掛けられた」と手ごたえを得た様子。ただ、「たまたま無失点だった感じ」と林彰洋が反省したように、プレスがハマらない時間では危ない場面もあり、微調整は必要だ。それでも無失点という事実は、新監督の取り組みに対して選手が自信と信頼を大きくする有意義な結果になった。(杉山 文宣)

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