京都2-1町田
京都が2-1で町田に勝利した試合は、互いにチャンスを決め切れずにいたが、京都は30分に菅沼駿哉から、44分にはアンドレイからのロングフィードが前線に通って2点を奪う。町田はCKから戸島章がこぼれ球を蹴り込んで1点を返すにとどまった。
京都は鹿児島キャンプに入ってからの2試合で[3-4-2-1]を採用していたが、この日はDF牟田雄祐らの欠場、さらに「攻撃の時間を増やそうとした」(石丸清隆監督)という理由から[4-3-3]に戻した。狙いどおりにボールを保持する時間が増えた一方、ビルドアップから相手を崩す場面は少なかった。ここで注目したいのがアンカーの存在だ。新戦力のアンドレイは長身を生かした守備、正確な長短のキックによるチャンスメークなど能力の高さを随所に見せているが、ビルドアップなど周囲との連係に課題がある。前へ出てボールを奪いに行く積極性も、時にバイタルエリアが空いてしまうというリスクと隣り合わせだ。佐藤健太郎は「僕たちのサポートも大事だし、本人が正しい判断をすることも大事。徐々に良くはなってきている」と現状を話す。アンドレイも「戦術のベースや言葉を学んでいるところ」と、日本のサッカーに適応しようとする真面目さが伺える。約半数の選手が入れ替わったチームにおいて、いまは互いの特徴や感覚をすり合わせる時期。町田戦でも回数は少なかったが、それぞれの判断が共有された際の攻撃は連動性や迫力を感じさせるモノだった。
とはいえ、開幕は迫っている。サブ組でアンカー起用されている荻野広大がプロの壁に直面していることも踏まえ、石丸監督は佐藤や岩沼俊介のこのポジションでの起用の可能性も口にしている。 ( 雨堤 俊祐)