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完成度の差は歴然。千葉が“ちばぎん”を制す/Jジャーナル 千葉×柏 マッチレポート

2016/2/16 11:30


Photo: Atsushi Tokumaru

順調な仕上がりを見せる千葉。柏はいまだチーム構築の途上

 2年ぶりに開催されたちばぎんカップで、先手を取ったのは千葉だった。「試合の入りが若干ナーバスだった」(ミルトン・メンデス監督)柏のスキを突くと、1分に小池が右サイドを駆け上がりゴール前にクロス。最後はDFに阻まれたが、関塚監督が志向する縦への速い攻撃で相手ゴールをいきなり脅かした。すると、15分にショートCKから井出がクロス。相手DFに当たったこぼれ球に船山が合わせ、ネットを揺らした。その後、柏は丁寧に最終ラインからボールをつなぎ、ポゼッション率を高めていく。そこから縦へのクサビが入ると、前線に構える新加入のリカルド・オリヴェイラ、個の力に優れた大津やエデルソンが単騎突進。しかし、体調不良で近藤が不在となりながらも、体を張る千葉守備陣の守りの前にゴールをこじ開けられなかった。

 後半に入っても、柏がボールを支配し、千葉がショートカウンターを繰り出す図式は変わらない。しかし、得点を奪ったのはまたしても千葉だった。49分に小池の右CKをエウトンがファーで押し込んだ。その後は押し込まれる時間帯が長くなった千葉だが、「昨年よりも体を張ることに取り組んできた」(関塚監督)という粘り強い守備で最後まで無失点。82分にもイ・ジュヨンが加点した千葉が3-0で勝利を収め、3年ぶりのカップを手にした。

「コミュニケーションを重視していることが結果に表れた」(佐藤勇)という千葉に対し、柏は連係不足が目立ち、指揮官が「われわれにとって初めての公式戦だった」と語ったとおりの内容。チームとしての完成度が勝敗を分けた千葉ダービーは、互いの現在地を知る上で有意義な一戦だった。( 松尾 祐希)

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