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再びの邂逅。“鹿島の”リベンジマッチ/Jジャーナル 鹿島×水戸 プレビュー

2016/2/19 6:00


Photo: Takashi Oikawa

■鹿島アントラーズ
ベストな布陣ではないが、進化した姿を見せるとき

 毎年恒例のいばらきサッカーフェスティバルだが、今季は開幕前の調整に加えて特別な意味合いを持つ試合となった。昨季天皇杯で水戸に敗れた鹿島にとってはリベンジマッチ。内容的にも手ごたえをつかんで開幕戦のG大阪戦を迎えたい。

 課題は守備の徹底。今季は、どんな相手に対しても前から激しく奪いに行くことで、ボール支配率を高める狙いを持ってプレシーズンを戦ってきたが、先週のPSM・讃岐戦(2◯1)では守備のセオリーを徹底できず、カウンターから何度もチャンスを作られた。開幕を1週間後に控えるだけに、今回もまた同じ過ちを繰り返すようでは不安を残す。金崎夢生が復帰し、昨季と変わらない布陣がそろったからこそ、キャンプで進化させたモノを見せたい。

 ただ、右大腿部裏の肉離れが長引く永木亮太に加えて柴崎岳も急性虫垂炎で離脱。小笠原満男とボランチを組むのは、三竿健斗になりそうだ。ここまでの練習試合では良いプレーを見せているだけに、今回も結果を残せば開幕先発も十分にある。また、金崎はこの試合には登録が間に合わず、ファン・ソッコもコンディションがまだまだ。先発予想の11人が現時点でのベストメンバーだろう。(田中 滋)


■水戸ホーリーホック
手ごたえあり。夢見るだけじゃ終わらない

 茨城の歴史を変えた激戦から4カ月を経ての再戦。前回対戦で恥をかかされた鹿島が昨季までのこの一戦とは異なるモチベーションで挑んで来ることは想像するに難くない。水戸を徹底的に打ちのめしに来ることだろう。その鹿島に対し、水戸がどのような姿勢を見せるのか。水戸にとって、大きなテーマとなりそうだ。

 2年連続で開催した沖縄キャンプの集大成とも言える川崎Fとの練習試合では、主力組同士の90分を3-3の引き分けに持ち込んだ。ハイプレスとショートカウンターを軸とした戦術で互角の戦いを演じ、特に後半、高い位置でのボール奪取からゴールを襲い続けた内容は手ごたえを感じさせるモノだった。チームとしてのベースは構築されつつある。

 とはいえ、昨季から大幅にメンバーが入れ替わったチームがリーグ戦でどれだけ力を発揮できるかは未知数と言わざるを得ない。特に苦しい時間帯にいかに一体感を持てるかは長いシーズンを戦う上での重要なポイントとなる。そういう意味で士気高い鹿島と開幕前に戦えることは水戸にとって貴重な機会となるだろう。今季に大きな希望を抱かせる結果となる可能性は決して低くない。(佐藤 拓也)

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