Photos: Hisashi Oda
C大阪1-0広島
17日、C大阪は宮崎キャンプの総仕上げとして広島と練習試合を行い、1-0で勝利した。得点は7分。ブルーノ・メネゲウのクロスに合わせた杉本健勇のシュートをリカルド・サントスがコースを変える。これが広島のオウンゴールを誘ってC大阪が先制した。ただし、以降の時間帯は広島に主導権を握られ、耐える時間が続いた。広島は若手主体の編成ながらも小気味良いパスワークでC大阪のプレスをいなしてフィニッシュまで持っていくと、33分には野津田岳人の強烈なシュートがポストを直撃。48分にも再び野津田の“左”が火を噴くが、今度は後半から出場したGKキム・ジンヒョンが好セーブ。昨年の鎖骨骨折時に埋めたボルトの除去手術をオフに行った影響で、今季は始動から出遅れていたキム・ジンヒョンだが、76分には完璧に決まったかに思われた宮吉拓実のシュートも素晴らしい反応で防ぐなど、今季初の実戦で健在ぶりを示した。ポゼッション、決定機の数で圧倒されたC大阪だが、守護神の復帰は収穫だった。
ほかにも、ボランチがパス交換して時間を作り、トップ下の柿谷曜一朗にボールが入った瞬間に周囲が連動して動く攻撃や、「しっかりプレスバックして我慢できた」(大熊清監督)守備など、今キャンプを通じて取り組んできたプレーをピッチで表現することもできた。ただし、シュートまで持っていく攻撃の質や、プレスに行くときと行かないときのチーム全体のメリハリなど、“J1王者”相手に課題が噴出したことも確か。翌18日に宮崎キャンプを打ち上げたチームは大阪に戻り、コンディションをフレッシュな状態に戻すとともに、攻守の課題修正に取り組みながら、28日のJ2開幕戦に向けて準備を進めていく。(小田 尚史)