岡山1-3FC東京
17日、岡山は1週間後にACL初戦を控えるFC東京と練習試合を行った。試合後に長澤徹監督は「できた部分とまだやらないといけない部分がはっきりしたので本当に良かった」と収穫を語った。岩政大樹は「昨季積み上げたモノをある程度、表現できている。そこからもう少し幅を広げていきたい」と話す。FC東京に対しても強固な守備をベースにして堅実に試合を運ぶことはできたが、今季のテーマである攻撃のボリュームを上げていく課題は残った。
もっとも、攻撃での課題はU-23日本代表コンビの矢島慎也と豊川雄太が大きなカギを握っている。9日にチームに合流した二人は、この日初めて90分間プレー。まだ試運転の状況で、二人は守備へ献身しながらトライを続けたが、試合終盤にはガス欠状態に陥ってしまった。しかし、ボランチで攻撃を展開する矢島と前線を動き回る豊川の相性は良く、矢島が「トヨ(豊川)がいることは僕にとってアドバンテージ」と語るほどだ。ただ、まだ二人が周囲とリンクする場面は少ない。豊川は「改善する部分は多くある。話し合いながらコンビネーションを作っていかないといけない」と危機感もにじませた。
それでも指揮官は焦っていない。「タイミングが合うようにトレーニングを積んでいけば、相手を揺さぶってスペースを突いていく攻撃の形が少しずつ見えてくる」とにらむ。G大阪から加入したストライカー・赤嶺真吾の能力を引き出せるかどうかも二人によるところは大きい。「このチームが目標を達成するためには僕の力が必要だと思っている。頑張ります」と矢島。リオ五輪を目指す二人は、岡山で責任感と向上心をみなぎらせて、新シーズンに備えている。(寺田 弘幸)