Photo: Atsushi Tokumaru
今季は全体の勝ち点差が詰まる可能性大
J2と言えば予測不能。はたまた魔境。そう言われて久しいが、今季のJ2はそれに輪をかけて、先が読めない。もはや「どんな予想でもアリではないか」(佐藤円記者/山形)という状態だ。総合のポイントで見ると、「ここまでが上位」、「ここからが中位」とはっきり線引きするのが難しく、例年以上の大混戦になる可能性が高いだろう。
しかし、そんな中でも多くの記者が上位に挙げたチームがある。まずはC大阪。22名中20人が2位以内と予想し、総合で1位に輝いた。また、松本と清水の評価も高く、それぞれ2位と3位に入った。松本に関しては、「監督、戦力が継続」(小田尚史記者/C大阪)している点が大きいと見る向きが多かった。「超J2級」(大島和人記者/町田)のオビナも残留しているだけに、J1昇格争いに絡んでくるのは間違いないだろう。清水は、「監督が現実的なJ2の戦いを熟知している」(芥川和久記者/横浜FC)というように、小林新監督の存在が大きそう。大幅な選手入れ替えで話題をさらった千葉は、総合で4位。ちばぎんカップで柏を3-0で下すなど好調だが、2位以内の予想は担当の松尾祐希記者のみ。戦力は十分だが、6年連続でJ1昇格を逃してきた過去があるからか、5位から8位に予想が集中した。
また、ダークホースと言える存在がいくつかあるというのも今季の特徴の一つ。「J1ライセンスを取得見込み」(松尾祐希記者/千葉)である北九州(6位)は半数以上がJ1昇格プレーオフ圏に入ると予想。長崎(7位)も、北九州と同じく継続性という観点で言えば昇格争いに絡んで来る存在か。菅野らJ1経験者を積極的に補強した京都(8位)、昨季J1昇格プレーオフに出場するなど躍進を見せた愛媛(9位)も北九州と長崎に肉薄している。注目は岡山。10位という順位こそ中位ではあるが、新戦力のフィット次第では「台風の目になる」(川瀬太補記者/京都)可能性を秘めており、山形の佐藤円記者、水戸の佐藤拓也記者の二人は自動昇格となる2位と予想している。
一方、14位の讃岐以下のチームは若干総合ポイントで離されている。昇格組の山口と町田もそれぞれ19位と20位。期待する声も聞かれた一方、厳しい戦いになると予想した記者も多かった。しかし、昨季の金沢の例もあり、フタを開けてみないと分からないのがJ2だ。下位グループも含めて、「リーグ全体の勝ち点差がギュッと詰まったサバイバルリーグ」(松本隆志記者/愛媛)となる予感が漂っている。