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16年の浦和はホーム白星から始まる/AFCチャンピオンズリーグ グループH 浦和×シドニーFC マッチレポート

2016/2/26 6:00


Photo: Atsushi Tokumaru

浦和2-0シドニーFC

盤石ではないものの、無失点で試合を締める

 Jクラブ初のチャンピオンに輝いた07年大会以来、またミハイロ・ペトロヴィッチ体制では初めてのACL初戦勝利。浦和が日本勢で唯一、16年のACLで白星スタートを切った。

 仙台で監督を務めていた14年に浦和との対戦経験もあるシドニーFCのグラハム・アーノルド監督は、浦和に合わせて「1人DFを増やした」、[5-4-1]で試合に臨んだ。さらに布陣をコンパクトにしてスペースを消したが、浦和が序盤から圧倒的にボールを支配した。そして8分、右サイドに流れた梅崎のクロスが相手に当たってゴール前に流れると、武藤がファーサイドから飛び込んで先制に成功した。

 その後もボールを支配した浦和だが、柏木が「後ろで動かして時間を作ろうというのはあるけど、それがメインになり過ぎていた」と指摘したように、ビルドアップの際に阿部だけではなく青木も下りていわゆる“3枚回し”で慎重にボールをキープする一方、勝負のパスがなかなか出なかった。さらに20分過ぎまでは相手を圧倒していたが、27分に阿部のミスからピンチを招くと、シドニーFCに流れが傾きかけた時間帯もあった。61分に梅崎に代わって出場した興梠が自ら獲得したPKを65分に決めてリードを広げると、その後は多くのチャンスを迎えることはなかったが、きっちり無失点で試合を終えた。

 ペトロヴィッチ監督が「内容に関しては、もっと良いゲームができる」と話したように、浦和らしさが存分に出た試合ではなかった。それでも13年、15年と過去2大会、アウェイで落としてきた初戦をホームで勝利できたことは大きい。「まずは当面の目標」(槙野)であるグループステージ突破に向けて、16年の浦和が幸先の良いスタートを切った。(菊地 正典)

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