これがアクションサッカーの難しさ。変えられるのは自分自身のみ
シーズン序盤で、公式戦連敗。FC東京にとってこの一戦は是が非でも落とせない試合となった。
2月23日に行われたACL第1節・全北現代戦を1-2で落とすと、27日の明治安田J1開幕戦・大宮戦もホームで0-1の敗戦。いずれの大会もタイトルに近付くべく意気込んで臨んだ中で、FC東京は大事な初戦で両方とも勝利することができなかった。
相手の激しいプレーと強力攻撃陣を要警戒して試合に入った全北現代戦は、敗れたもののハードに戦ったことで今後につながる内容だった。しかし、大宮戦では一転し、J2昇格組の相手が敷いた守備陣形を最後まで攻略することができず、全北現代戦で示したタフな一面を覗かせることなく敗れてしまった。
主将の森重は攻め込みながらも敗れたチームについてこう語る。「こういう展開はサッカーではよくあること。もどかしさがある。これまでも見たことのある景色だった。ただ、これを変えられるのも自分たち自身しかいない」。また不発に終わった攻撃陣を代表して、東も意を同じくする。「昨季まで2年間リアクションサッカーをやってきて、アクションに転じた矢先に攻めあぐねる経験をした。ポポ(ランコ・ポポヴィッチ元監督)の時代もいつもこういう絵になることが多かった。そこがサッカーの難しさだけど、次のACLではしぶとさを出さないといけない」。
今節の相手であるビン・ズオン(ベトナム)はグループEでは最下位候補と目されていたが、今季大型補強を敢行した江蘇蘇寧(中国)相手に初戦を1-1で引き分けた。簡単な相手ではないだろう。そこに対して、FC東京はしっかり勝ち切ることができるか。目指すサッカーの実現と同じぐらい、昨季まで武器だった粘り強さが要求される一戦となる。(西川 結城)