J3を首位で駆け抜けてJ2に昇格した山口。開幕戦は、ホーム・維新公園に岡山を迎えた。
その山口を覆っていたのは硬さ。余裕を持ってつなげる場面でイージーミスからボールを失ったり、不必要なまでにラインを下げてしまったりと、お家芸のコンパクトなパスサッカーが出せなかった。
しかし、岡山もゲームの入りは悪く、岸田はマークできていても1.5列目のケアが後手に回る。そこを山口に突かれてしまった。5分、福満が右サイドに流れた岸田に縦パスを送ると、すかさず送ったクロスに島屋が冷静に合わせてゴールイン。岡山のマークのズレを生かしてボールを動かし、山口が先制する。
1点を追う展開となった岡山は、相手のミスも重なって徐々にリズムをつかんでいく。カウンターや縦の速いボールで赤嶺にボールを集め、決定機を何度となく創出。後半に入るとセットプレーのチャンスも増え、52分、CKのクリアボールを拾った矢島がミドルシュートを射貫いて同点とした。
その後も主導権を握ったのは岡山。ただ岩政のヘディングシュートがポストに嫌われたり、GK一森の好セーブに遭ったりと、山口の倍のシュートを放ちながら追加点を奪うに至らず、勝ち点1を分け合った。(上田 真之介)