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J2リーグ 第1節
2/28(日) 14:00 @ Gスタ

町田
0
0 前半 0
0 後半 1
試合終了
1
C大阪

Column 試合後コラム

[C大阪]シャットアウトで守護神が完全復活を宣言

2016/3/2 17:41

 C大阪に勝利を呼び込んだのはキム・ジンヒョンだった。韓国代表のウリ・シュティーリケ監督も視察に訪れた中、町田の決定機ではことごとく落ち着いた対応。満員近くに膨れ上がった町田サポーターの歓声を悲鳴と溜息に変え続けた。
 昨年7月に負った鎖骨骨折で埋めたボルトの除去手術をオフに行った影響で、今季はリハビリからのスタート。一時は開幕に間に合わないという見立てもあった。そんな中、彼はグラウンドに戻るべく懸命に努力を重ねた。タイでの1次キャンプには帯同せず、C大阪U-23と一緒に向かった高知キャンプでは、早朝6時からのランニングにも参加。大熊裕司U-23監督から強制はされていなかったようだが、「ほかの選手がみんな走っているのに僕だけ寝ているわけにもいかない」と若手にまじって汗を流した。
 宮崎での2次キャンプに入っても、河野和正GKコーチやトレーナーらと日々、状態を確認しながら練習の強度を上げた。丹野らほかのGK陣へのリスペクトを欠かさない彼にとって、復帰したからといって自動的に先発復帰することは許せなかった。試合に出るだけの根拠をしっかりと自分の中に作りたかった。宮崎キャンプ最終日前日の広島との練習試合では、後半から出場。ここで彼は好セーブを連発し、今季初の実戦で一発回答を示した。翌日、チームはリカバリーのみで終えるも、キム・ジンヒョンは練習を志願。全員が引き上げたグラウンドで黙々とメニューをこなした。そして、開幕3日前。「戻ってこられたことがうれしい」と爽やかな笑顔を見せた。
「自分が失点しなければ、チームが負けることはない」が信条。パーフェクトな内容だったこの試合で自信も取り戻したことだろう。代表監督の視察については「特に気にしていなかった」と話すが、記者の斜め後ろに座っていたシュティーリケ監督は鋭い視線をピッチに送り、時折うなずいてもいた。J1昇格に向けて走り始めたチームに、心強い守護神が戻ってきた。(小田 尚史)

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