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狙いは裏目に出てしまった。アウェイでの浦項戦で浦和が採ったフォーメーションはお馴染みの[3-4-2-1]ではなく[4-1-4-1]。それは「浦項は1トップとトップ下に一人いる形を採用しているので、後ろで余り過ぎないような形を取るため」(ペトロヴィッチ監督)であり、「監督が求めていることは失点しないことだった」(興梠)。
しかし、19分という比較的早い時間帯にPKで1点を失い、プランが崩れた。「前半は特に慎重になり過ぎていた」(槙野)チームは、「入りからエンジン全開ではいけなかった」(永田)。そして後半に入るとペトロヴィッチ監督が動く。54分に森脇、興梠、55分に石原を投入。35分を残して3人の交代枠をすべて使い切り勝負に出ると、同時に布陣を[3-4-2-1]に戻す。そこから攻撃の流れはスムーズになったものの、得点を奪うことはできなかった。
布陣の変更は、昨季の経験から「(ACLのアウェイでは)いつもどおりのサッカーをしていると勝ち点は取れない」(槙野)と考えた末のこと。結果として失敗に終わったが、トライ&エラーで成長してきたチームがこのエラーをどう生かすのか。次節もアウェイとなる広州恒大戦でその成果を見せたい。(菊地 正典)