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■アビスパ福岡
ホーム開幕戦。自信を確信に変える勝利を
5年ぶりのJ1の舞台は黒星スタート(鳥栖戦・1●2)となったが試合内容については「逆転するチャンスはあった。悲観することはまったくない」と井原監督は前向きに振り返った。しかし、ミスや集中力の欠如を見逃してくれないのがJ1。「同じミスをしないように修正していかないといけない」と井原監督は話すが選手個々がどれだけ意識の水準を高められるか。また、J1のスピード感に順応できるかも重要だ。
福岡にとって気になるのはダニルソンの状態。2月28日の九州産業大との練習試合ではフル出場し、「ゲーム勘も含めてだいぶ戻ってきている。次から行くかどうかはもうちょっと悩みたい」(井原監督)と指揮官は語る。個でのボール奪取能力に優れたコロンビア人ボランチが戦線に加わればチームにとっては大きな戦力になる。ダニルソン次第では彼をアンカーに置いた4バックにも移行できるだけにチーム戦術に幅をもたらしてくれる。出場の可能性は決して高くはないが、今節のカギを握る一人だ。
守備をベースとする福岡だけに開幕戦のように先制点の献上、特に前半のうちに先制点を許すことだけは避けなければならない。今節対戦する横浜FMは宮崎キャンプで対戦しており、ウェリントンは「横浜FMはパスをつないでくるし、鳥栖よりも自分たちのプレーをさせてくれると思う」と攻略に自信を見せる。「前回昇格時とは違うと感じられた」と城後は開幕戦を振り返るが、自信を失わないためにもやはり結果が必要だ。大きな後押しを受けることができるホーム開幕戦で自信を確信に変える勝ち点3をつかみたい。(杉山 文宣)
■横浜Fマリノス
中村の出場は指揮官次第。仲川先発の可能性も
J1開幕戦で仙台に0-1の完封負けを喫し、エリク・モンバエルツ監督は厳しい口調で選手に活を入れる。「仙台戦の前半は自信が足りず、アグレッシブさが欠けていた」。対戦相手やスコア状況に関わらず能動的なスタンスで臨まなければ、勝ち点3をつかみ取ることはできない。
選手たちにメンタル面の改善を求めた上で、先発メンバーにもいくつかの変更がありそうだ。ボランチには古巣との対戦となる中町が起用され、右MFには今季加入の前田が入る見込みだ。中町は中盤でのボール奪取能力が高く、前田は個で打開できる貴重な駒として期待される。それぞれが良さを出すことでチーム全体にアグレッシブさをもたらす。
そして最大の焦点はトップ下の人選だ。インフルエンザのため仙台戦を欠場した中村は今週に入ってから全体練習に合流。日を追うごとにコンディションは上がっており、試合2日前の時点でフルメニューをこなした。とはいえ40度以上の高熱に苦しんだ期間もあるため、いきなりの先発起用は負傷のリスクを伴う。中村自身は「100%の状態ではないけど、それ以上のモノを出すメンタルで臨む」と意欲的だが、最後は指揮官の決断次第となる。仮にベンチスタートの場合はタイプが異なる仲川が抜擢される。
これから加入すると目される新外国籍選手への期待は高いが、それ以前にあまりにも多くの勝ち点を落とせばタイトルレースから早々に脱落しかねない。今節の対戦相手との戦力差を考えれば、この一戦は勝ち点3が至上命令となる。それ以外の結果は、すなわち失敗を意味する。第2節にして横浜FMは早くも正念場の一戦を迎える。(藤井 雅彦)