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■水戸ホーリーホック
因縁の相手。“前”を意識した“水戸らしさ”を
ホーム開幕戦の相手がC大阪に決まったとき、西ケ谷監督は「因縁を感じた」という。
昨季J2第18節、柱谷哲二前監督解任後、西ケ谷監督が初めて指揮を執った試合の相手がC大阪であった。なかなか勝利に恵まれず、苦しい状況だったチームのメンタルを立て直し、アグレッシブな姿勢を貫いて1-1の引き分けに持ち込んだ。「あのときの気持ちを忘れずに戦う」と西ケ谷監督。ただ、「昨季の対戦ではキム・ジンヒョンも柿谷もいなかった。(相手の)チーム力は今回のほうが上」と語り、「より一層パワーを持って試合に臨まないといけない」と警戒感を強めている。
C大阪の前節(町田戦・1◯0)を見て「町田の戦いから参考になる部分がたくさんあった」と感想を話す西ケ谷監督は「守備から攻撃に切り替わったとき、フィニッシュまで持っていくことが大事になる」とその狙いを口にした。そして、「とにかく相手にイヤがられることをしないといけない。そこがウチにとってのストロングポイントなので」と語気を強めた。発揮すべきは前線からの守備や縦に速い攻撃など“前”を強く意識した“水戸らしさ”。そして、上昇気流へのはずみを付けるべく、勝利を奪いにいく。(佐藤 拓也)
■セレッソ大阪
守備のオーガナイズの修正で課題克服を
相手の時間帯を耐え、自分たちの流れの中で先制点を奪う。J1復帰へ向け、何より欲しかった開幕戦での勝利(町田戦・1◯0)をC大阪は手にした。ただし、内容に目を向けると、課題も残った。特に修正したいのが守備のオーガナイズだ。
宮崎キャンプでの横浜FC戦や福岡戦では、前からプレスに行ってボールを取れた。早い時間帯に先制できたこともあり、守備の問題がことさら表面化することはなかった。一方で、プレスがハマらなかった同キャンプでの広島戦や、前線との距離感も含めて全体が連動できなかった前節・町田戦では課題が噴出した。どちらもGKキム・ジンヒョンの好守や守備陣の最後の踏ん張りで失点こそ許さなかったが、今後、安定して勝ち点を重ねていくためには改善が必要だ。バイタルエリアを自由に使われた町田戦の反省を踏まえ、守備を束ねる山下は、「ボランチをうまく動かせればよかった。ボランチに後ろに合わせてもらうことも必要だし、行けると思ったときは、最終ラインを押し上げることも必要」と話す。
今節の水戸戦も相手にとってのホーム開幕。サポーターの大声援を背に水戸が勢いよく攻めてくる時間帯をしっかりしのぐことが、勝ち点3につながる。(小田 尚史)