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■ファジアーノ岡山
「勝負の年」のホーム開幕戦。『3』を追い求める
岡山は山口から勝ち点1を奪って16年をスタートした。昨季はリーグ最多タイの18試合の引き分けを喫した岡山。開幕戦で昇格チームから勝ち点3を獲得できず、「また引き分けか」という落胆が広がったかと言えば、そうではない。最後まで勝ち越し点を目指した試合内容に長澤監督は「残り41試合の大きな光になる」と語り、岩政は「明らかに昨季とは違う戦いができている」と好意的に捉えている。
「僕たちには昨季からやってきたことがある」(竹田)。堅守をベースにして堅実に試合を運ぶチームのスタイルは築かれており、その上に新加入選手の力を取り込んでプラスαを加えるチーム作りを進めてきた。もっとも、これといった形に指揮官が選手たちを当てハメるのではなく、選手の特徴を出し合って攻撃力を高めていくことを試みているため、お互いのことを知り合い、実戦で成功と失敗を共有していく時間が必要だ。その点に関しては長澤監督も「今日はまだ出発点。これからどんどん良くなっていく」と話しており、腰を据えて取り組むつもりでいる。
とはいえ、今節は「勝負の年と」と公言して臨むシーズンのホーム開幕戦。決意を内容と結果で示すため、サポーターとともに勝ち点3を追い求める。(寺田 弘幸)
■ジェフユナイテッド千葉
今季の千葉は一味違うと再び証明する一戦
後半ロスタイムに2得点を奪い、開幕戦(徳島戦・2◯1)を逆転勝利でモノにした千葉。今節、堅守が武器の岡山と対峙するだけに攻撃陣がカギを握る。昨季の千葉は3バックを敷くチームの攻略に手を焼き、苦戦を強いられることが多かった。特に相手のウイングバックにサイドハーフが押し込まれると、サイドで起点を作ることができない。そのため、今季はサイドハーフを務める井出、小池、長澤が高い位置にポジションを取ることが求められる。
しかし、サイドの攻防を制すると、今度は相手のウイングバックが低い位置に構える。そのため、引いた守備陣を崩す術が必要不可欠。徳島戦の試合終盤にも相手は守りを固めたが、細かいボールの出し入れと阿部のクロスで相手ゴールをこじ開けてみせた。リトリートした相手の攻略法は、昨季の千葉の課題であっただけに、今季の千葉は一味違うということを再び証明したい。
ここ4試合の岡山戦は1-0のスコアが続く。勝敗も2勝2敗とまったくの五分。今回も僅差になる可能性は高いだけに、近藤を中心とした守備陣の集中力も勝利のためには欠かせない。千葉は最後まで粘り強く戦い、チーム全体で勝ち点3奪取を誓う。(松尾 祐希)