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J1リーグ 第2節
3/5(土) 19:00 @ ベススタ

福岡
1
1 前半 0
0 後半 1
試合終了
1
横浜FM

Column 試合後コラム

[福岡]J2とJ1の違い

2016/3/7 11:30

 自分たちが貫いてきたことが皮肉にもこの結果を招いてしまった。「自分たちはボールを保持していくスタイルではない」と鈴木が言うように福岡の強みと言えば、前線のターゲットマンを生かすロングボールを多用したシンプルな攻めだ。J2ではそれが効果的で勝利を積み重ねてきた。シンプルに蹴ることを“是”としてきたため、選手たちも当然、そのことへの抵抗感はない。ただ、迷いがないことが逆に選手たちから判断力を奪ってしまった。

 同点に追い付きたい横浜FMが押し込んできたぶん、福岡のブロックラインは下がってしまった。そこでボールを奪っても福岡は前線に蹴るだけで、ウェリントンにボールが入ったとしても全体のラインが低いためサポートに入れない。横浜FMに拾われてすぐにまた押し込まれる。押し込まれっぱなしの状況になるのは当然だった。横浜FMが「そんなに前から激しくは来ていなかった」(城後)状況にありながら簡単に蹴ってしまう。蹴らずにつないで自分たちの時間を作れていればラインを上げる時間も作れ、また違った状況を作り出すことができていたはずだ。迫力を欠いた横浜FMに流れの中からやられる感じはしなかったが押し込まれてしまったことで与えてしまったFKが致命傷となった。

「保持するのが強みではないから放棄してしまっているようでは今後、苦しくなってくる」という鈴木の言葉がいまの福岡の課題だろう。J2では守り切れても、J1ではブロックを崩す圧倒的な個の力を持った選手がいる。受け身の時間が長ければ、今回のようにそうした選手にやられてしまうケースが出てくるだろう。J2で得てきた成功体験が、J1では必ずしも良い方向に出るとは限らない。選手たちは開幕からの2試合について「手ごたえはある程度、つかむことができた」(城後)と前向きだ。しかし、良い内容と感じながら一方で勝てていないという現実がある。J2では内容は良くなくとも勝ってきたチームなだけにこの2試合の結果には一抹の不安を覚える。 (杉山 文宣)

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