Photo: Norio Rokukawa
またしても、である。圧倒的に攻めながらミスで失点を喫し、得点を奪うべきプレーで奪えない。それは先のACL第2節・浦項戦(0●1)と同じ展開であり、さらに言えば浦和が過去に勝ち点を落としてきた数々の試合と同じである。
1失点目は完全にミスだった。失点を招いたGK西川は、「太田選手がもうちょっと中のほうからプレッシャーに来れば前にも蹴れたけどバックパスに対して正面からプレッシャーに来た」と、前に蹴らなかった理由を明かしたが、それでも「反省しないといけないし、前に蹴れなくてもサイドに蹴る」(西川)選択があったことも事実だ。
浦項戦とは異なり、一つのゴールを奪うことができたが、そのわずか4分後に追加点を許した。さらにボールを保持していた割には多くのチャンスを作ったとは言えないが、それでも34分の興梠、71分の槙野のチャンスは決定機だった。「決めるべきところで決めないとこういう試合になる」(興梠)。ミスから失点し、チャンスを決められないのは「毎回それを言っている」(柏木)ことであり、タイトルを目指す上では乗り越えなければならない浦和の課題だ。
試合後、43,826人が集まった埼スタは前半終了時と同じように大ブーイングに包まれた。結果はもちろんリーグ戦のホーム開幕戦でこうしたゲームを見せてしまえば、そうした反応も当然だろう。昨季は公式戦開幕3連敗し、「そこからもう一度やらないといけないという気持ちが1stステージの戦いにつながった」(宇賀神)。浦和はこの敗戦を糧にできるか。 ( 菊地 正典)