双方ともに不甲斐ない開幕戦のあとの今節。札幌は小野、稲本をけがで欠くものの「自分たちがやってきたことを出す」(四方田監督)と、前節(東京V戦・0●1)と同じ考え方で臨む。対する岐阜は先発5人を入れ替え、プロデビューとなる二人の大卒ルーキーも起用。荒療治で悪しき状態の打開を図る。
その結果はファーストプレーに出る。札幌のキックオフで始まったボールは簡単にパスがつながり、最後はトップ下に入った宮澤のシュート。GKにセーブされたが、これで札幌は勢い付き、岐阜は動揺した。22分、札幌は中央でパスを受け反転した宮澤がシュート。岐阜のGKポープにはじかれたが、こぼれ球を予測し詰めた都倉が押し込んだ。さらに勢いを増した札幌は35分に得たPKを都倉が決め、41分にはカウンターで右サイドを上がった進藤が体勢を崩しながら中央にボールを折り返し、それを再び都倉が左足でゴールを挙げた。その後、岐阜のオウンゴールもあり前半で4-0。試合は決まった。
札幌は序盤から選手間の距離が良く、「ベースはコンパクト」(都倉)の戦術を今節は体現した。連動性も良く、多くの選手が関わり都倉のキャリア初のハットトリックを生み出した。ひるがえって岐阜は全体が間延びし連係も悪く、開幕戦(群馬戦・0●4)の再現となった。岐阜は連続無得点、4失点の連敗。札幌は勝ち点3と勢いを持って北海道へ帰還する。(小崎 仁久)