ホーム開幕戦の新潟が前半からボールを握り、落ち着いてパスを回しながら、横浜FMの堅い守備のスキを狙い続ける。だが先制したのは横浜FM。25分、下平の縦パスを受けたルーキー富樫が、早川に体をぶつけてかわし、ペナルティーエリア内に持ち込んで思い切りよく打ったシュートが決まる。
これに対し、新潟は後半立ち上がりから猛プレスで反撃。47分にラファエル・シルバが自らしかけて得たCKの流れから今季4点目を挙げ、1-1とする。
しかし62分、ペナルティーエリアにしかけて倒れたラファエル・シルバがシミュレーションの判定を受け、2度目の警告で退場。「一人欠けて、ボールを持たれるのは仕方ない。(機を見て)攻撃するために、食い付いてスペースを空けないように気を付けた」(小林)と、新潟は集中して守りながらカウンターを狙う。吉田監督も、次々と攻撃的選手を投入し、勝ち点1を守るのではなく、『3』を取りにいく姿勢を貫いたが、結果的には89分に横浜FMの強みであるセットプレーに屈した。
横浜FMは、これが今季初勝利。ワンチャンスを決めた富樫、スキあらばしかけて新潟を悩ませた遠藤らルーキーの活躍は、攻撃面で悩むチームにとって、今後につながる明るい材料と言えるだろう。(野本 桂子)