重要な一戦も、ターンオーバー制を貫く森保監督
グループFは第2節を終えて2強2弱となっている。FCソウルと山東魯能が勝ち点6。広島とブリーラムが勝ち点ゼロ。2強と2弱同士がぶつかる今節と次節は、2弱の広島とブリーラムにとって生き残りを懸けた戦いになる。今節、ブリーラムをホームに迎える広島は、グループステージ突破の可能性を残すため、そして公式戦5試合勝ちなしの状況を打破するため、必勝の一戦となる。
とはいえ、3試合を終えて勝ち点2しか奪えていないリーグ戦の状況も考慮しなければならない。そもそも「メンバーを入れ替えて結果を出せなければ、アジアを勝ち抜いていくことはできない」と語る森保監督はその方針を変えるつもりはなく、12日のJ1・1st第3節・湘南戦(2△2)から大幅に先発メンバーは代わる。森保監督の下で底上げを図り、若い選手も着実に力を付けているが、今節は結果で力を証明しなければいけない。勝利を奪えなければ、広島の総合力がアジアレベルになかったことを受け入れるほかないだろう。
カギを握るのは守備陣だ。ブリーラムはFCソウルに0-6、山東魯能に0-3の敗戦を喫しており、守備は決して安定していない。広島も得点チャンスを生み出すことはできるだろう。しかし、その中で先制点を許してしまえば守備を固められ、難しい試合になる可能性もある。ミスが失点に直結している現状ではビルドアップには細心の注意が必要で、リスク管理は徹底しなければならない。
必勝のホームゲーム。攻撃姿勢を打ち出していく必要もあるが、無失点で試合を進めることこそ勝利を引き寄せる最も有効な手段であることを共有して試合に臨みたい。(寺田 弘幸)