「僕たちには信じられないくらいのポテンシャルを持った選手がいる」。そう主将の青山が信頼を寄せる若いアタッカーたちが結果を残し、広島はグループF突破の望みをつないだ。
6分に宮吉がファーストシュートを打つと、7分には野津田もシュートを放ち、GKがこぼしたところに浅野が猛然と詰める。キックオフ直後から浅野、野津田、宮吉が積極的にゴールへ向かった。5バック気味で自陣にブロックを作るブリーラムの守備網も集中力が高く、なかなかゴールを奪うことはできなかったが、「縦パスを入れるために揺さぶることをみんなで意識してやっていた」(千葉)広島は、焦れずに試合を進め、42分に宮吉のスルーパスを受けて抜け出した浅野が先制点を奪取。リードを奪って迎えた後半には、今度は野津田のラストパスに反応した浅野が相手DFをぶっちぎって追加点を奪った。
そして、若いアタッカーの躍動がもたらしたリードを守備陣が最後まで集中して守り抜く。今季公式戦7試合目で初完封を成し遂げ、無失点で試合を進めながら得点を重ねていく広島らしい試合運びを体現した。5試合未勝利のトンネルから抜け出し、広島は大きく一歩前進した。(寺田 弘幸)