Photo: Atsushi Tokumaru
浦和、今季初の連勝。首位の川崎Fを追う
互いに古巣対決を迎える選手が名を連ねた一戦。多くのサポーターが集う中で、力強さを見せたのはアウェイに乗り込んだ浦和だった。
立ち上がりは湘南が勢いよく前に出たかと思えば、浦和もコンビネーションを巧みに使い、相手のプレスをいなしながら攻勢を強めることで、主導権を簡単には譲らない。それでもなかなか決定機を作り出せない時間帯が続く中で、前半から違いを作り出したのは浦和の右サイド。対面に入った菊池に対して、積極的な仕掛けと動き出しで関根がチャンスメーク。浦和が相手陣内を脅かすシーンが増えていく。
拮抗した展開が続く中で、41分に先制点が生まれる。きっかけは一つのミスから。相手のボールをカットしたパウリーニョが攻撃につなげる1本目のパスをロスト。高い位置で奪った浦和は、素早くボールをつなぎ、柏木のパスを受けた李が中央でミドルシュート。アンドレ・バイアに当たったボールはゴール右に吸い込まれ、浦和が先制に成功する。
雨が降り始めた後半。湘南が攻撃的に出る中で、追加点はまたしても浦和。55分に宇賀神の縦パスを起点に、ボールと人が動く素晴らしいパスワークを披露すると、最後は再び柏木からのパスを、今度は興梠がゴール左に流し込み、リードを2点に広げた。
これで前に出るしかなくなった湘南は端戸と神谷を前線に入れ、攻撃への姿勢を強めていくが、積極的にゴールを狙う二人の投入はシュートへの意識を強めることにつながるも、大きく試合の流れを変えることはできず。最後まで相手ゴールを脅かせずに、力負けの印象が強く残る敗戦となってしまった。
一方、日程的に厳しい状況の中で戦った浦和にとっては大きな勝ち点3だ。湘南のプレッシングに対しても、最後まで焦らずに対応。結果だけでなく、内容でも完勝を果たし、今季初の連勝を飾っている。(林 遼平)