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[日本代表]さらなる高みを見 据え、新たな武器の確立を/W杯アジア2次予選アフガニスタン戦プレビュー

2016/3/23 6:00


Photo: Getty Images

実戦でのテスト&貴重なアピールの場

 W杯アジア2次予選は残り2試合。連勝を飾り、首位通過を決めることがノルマになる。しかし最終予選を見据えるならば、内容にもこだわるべきだ。無失点で2次予選を終えること、得点をより多く取ることはもちろんだが、“ゾーンプレス”を意識して高い位置でボールを奪いに行くこと、自陣では相手に厳しく行きながらもファウルをしないことなど、テーマは少なからずある。

 個人戦術も含めて指揮官が課しているテーマを、アフガニスタンとシリアを相手にホームで実現できないようでは、韓国や豪州、昨年10月の親善試合で苦戦したイランなどが相手になる最終予選に向けて大きな不安を残すことになる。

「長所を使って、われわれのアイデンティティーを見付けていかないといけない」と語るヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、新しい選手にチャンスを与えたいと語る。特に24日のアフガニスタン戦は、欧州での戦いを終え22日に合流した本田圭佑や香川真司などはフル稼働が難しく、小林悠や清武弘嗣の先発起用が有力だ。アフガニスタンは引いてくることも予想され、場合によっては攻撃的なMFを中央に2枚並べる[4-3-3]、あるいはクロスからの得点力を高めるために、ハーフナー・マイクを投入して[4-4-2]にするオプションが試される可能性もある。これまで積み上げてきた戦い方のレベルを引き上げるだけでなく、戦い方の引き出しを増やすことも求められる。そのため、これまでサブだった選手や新戦力には貴重なアピールチャンスとなる。

 昨年9月にイランで行われたアフガニスタン戦は終わってみれば6-0の大勝だったが、序盤は相手のロングボールや体の強さに手こずるシーンが多かった。その意味でも高い位置からプレッシャーを掛け、同時にディフェンスラインを連動させながら“デュエル” (フランス語で“決闘”を意味する1対1や対人の強さや厳しさ)で相手を圧倒できるか。選手たちにも、より質と意識の高さが求められる試合になる。(河治 良幸)

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