清水は、言わば“事故”とも言える失点を繰り返し、今季初の黒星を喫した。
最初の不運は22分。福森のCKが、ニアで競った選手でブラインドになり、ボールの軌道を見失ったビョン・ジュンボンの頭に当たって先制を許す。清水の開幕からの連続無失点記録は、ここであっさりと途切れることになった。さらに34分、ゴール正面で与えてしまったFK。福森のキックはポストを叩き、ピンチを脱したかに思えた。しかし、六平がCKに逃げようと頭でクリアしたボールが、折り悪く直前の捕球動作で倒れていたGK西部に当たりピッチに戻る。それを都倉に詰められ、前半で2点のビハインドを負うことになってしまった。“事故”は避けようとして簡単に避けられれば苦労しない。ただ、“事故”が起きた場合に備えて、“保険”を掛けることはできる。この試合においての“保険”、それは先制点だった。清水は序盤から少なくとも3つはチャンスを作った。そこで今季アイスタ初ゴールが決まっていれば、流れは別のモノになっていただろう。しかし、それは叶わなかった。後半に入っても、ゴール前を完全に固めた札幌を前にして、清水に奇跡は起こらなかった。
これで昨季のJ1・2nd第14節・仙台戦(0●1)以来、5試合続けてホームで無得点。これからのアウェイ2連戦は、得点へのきっかけを探す旅になる。(田中 芳樹)