■セレッソ大阪
インフルエンザ蔓延もチーム一丸で乗り切る
前節の山形戦は0-0で迎えた90分、ソウザのパスを途中出場の田代が決めて1-0で勝利。C大阪は開幕4連勝を達成した。スコアはすべて1-0。開幕から4試合連続無失点はJ2新記録であり、守備の安定感が光るが、開幕戦はベンチ外だった田代のゴールもチームに勇気を与えた。「一緒にメンバー外で練習していたときもあった。そういうときも気持ちを切らさずコンディションを上げながら、メンバーに入って、試合に出て、点も取った。そういった姿を見て勉強になるし、刺激も受ける。そう思った選手は僕だけではないはず。チームにとって、良いこと尽くし」。今節、出場すれば古巣戦となる清原は語る。
今季、クラブが掲げるテーマは“競争と結束”。前述の清原は続ける。「一つのきっかけで、その後どうなるか分からない。自分もチャンスが来たときにしっかり結果を出せるように、準備するだけ」。誰もがピッチに立ちたい。その揺るぎなき思いを健全にぶつけあう競争こそが、いまのチームを支える原動力だ。
今週、チームはインフルエンザによる離脱者が相次ぎ、体調不良を訴える選手も続出するなど、試合当日まで状況は予断を許さない。予期せぬ事態に見舞われたことは確かだが、虎視眈々と牙を研いでいる選手は何人もいる。いまこそチーム一丸の姿勢で立ち向かう。今季初勝利を懸けて臨んでくる相手を凌駕するべく強いメンタルを持ちながら、C大阪は開幕5連勝へ向けて準備を進めている。(小田 尚史)
■ツエーゲン金沢
2点先行される展開が続く。試合の入り方に注意
開幕から4試合を終えて1分3敗の最下位タイ。昨季は夏場以降に19戦勝ちなしの苦しみを味わった金沢だが、今季はここまで勝ち星がなく、早くもチームは苦しい状況に直面している。
C大阪戦に関して言えば、昨季は2戦2勝。2-0(第7節)、3-0(第40節)の完勝だったが、今季はその相性の良さはあてにならない。大熊監督のC大阪は、開幕戦からメンバーを固定して連係を深め、ここまでの4試合をすべて1-0で勝ち切っている。昨季とは“別物”と思っておいたほうがいいだろう。
金沢の主将であり昨季までの絶対的なエースだった清原が、ベンチ入りさえできていないことからもC大阪の選手層の厚さはうかがえる。そんなタレントぞろいのC大阪から金沢が勝ち点を獲得するためには、やはり安易に失点しないことが大前提となる。しかし、チームの現状を踏まえると不安要素が大きい。
負けた3試合は、相手に2点を先行され、そこからようやく攻勢を強め何とか1点を返す試合展開だった。「負けている試合では同じように先行されて、そこから2点目も取られた中で追い掛けている。よほどのパワーがないと、なかなかひっくり返すことはできない」(森下監督)。
桜の本拠地・キンチョウスタジアムはおそらく完全アウェイ。これまでと同じ“悪い入り”から、相手の圧力に屈し、いたずらに失点を重ねるようなことがあってはならない。(野中 拓也)