Photos: Norio Rokukawa
エースストライカーの先制から5得点
狙うは、大量得点。アウェイでは6得点奪った相手にホームでも大勝を狙うべく、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は埼玉スタジアムのピッチ上に攻撃的布陣を広げてみせた。
試合開始から初めて2トップシステムを採用した。前線には滝川第二高の先輩後輩コンビ、岡崎慎司と金崎夢生が並んだ。そしてトップ下にはベンチスタートとなった香川真司に代わって清武弘嗣が起用され、その背後には左右に原口元気と柏木陽介が構えた。
序盤からレスター(イングランド)と鹿島でそれぞれ好調を誇る岡崎と金崎がボールを引き出し、清武、柏木といったパスセンスに優れた選手たちとの連係でしかける。しかし、相手ゴールに迫るも、なかなか得点が奪えずに時間が経過したが、沈黙を破ったのはプレミアリーグの首位クラブで進化を遂げる日本のエースだった。43分、長谷部誠からパスを受けた清武が縦パス。それを受けた岡崎は巧みな反転から相手DFをかわし、最後は冷静に左足でゴールに流し込んだ。
後半、今度は清武と金崎の元大分コンビから得点が生まれた。58分、吉田麻也、長谷部とパスがつながりゴール前の金崎へ。次の瞬間、DF裏のスペースに走り込んだ清武にループパス。清武の左足シュートはミートしなかったが、GKの逆を突き勝負ありとなった。
さらに相手のオウンゴールで加点すると、今回ハリルジャパン初招集となったハーフナー・マイクと小林悠もピッチへ。ハーフナーが入ったことでセットプレーのマークが分散されると、74分にCKから吉田が頭で決めて4点目。さらにその4分後にはハーフナーの落としを金崎が決め、大量5得点を実現した。
格下相手に、最後はしっかり力量差どおりの結果を示した日本。指揮官が送り込んだアタッカー陣が、特長を発揮したことが最大の好材料だった。(西川 結城)