C大阪は金沢にまたしても苦汁を飲まされる
開幕4連勝と好スタートを切ったC大阪は今節、ホームに昨季2戦2敗の金沢を迎えた。
試合は開始4分、ブルーノ・メネゲウのゴールでC大阪が幸先良く先制する。しかし、その後は守備に甘さが見られ、前線からプレスが掛からない。今節はシステムを[3-5-2]に変えて挑んできた金沢に対して守備がハマらず、ボールを握られ、簡単に蹴らせる場面が目立つ。ファウルやクリアで相手にセットプレーを与える回数が増えると、26分、CKからメンデスに頭で決められ、今季初失点を喫するとともに、同点に追い付かれた。
みすみす優位性を手放したC大阪。ファーストディフェンスについては、先週の練習で大熊監督が何度も指摘したポイントだったが、早い時間帯での得点により、その意識が希薄になった感は否めない。
しかし、ハーフタイムを挟んで迎えた後半は、一転してアグレッシブさを取り戻す。高い位置からボールを奪い返す意識も上がり、積極的に金沢ゴールに迫ると、迎えた63分。相手のパスミスを拾った杉本がドリブルからワンフェイントを入れて右足一閃。見事な軌道を描いたシュートがゴールに突き刺さり、C大阪が勝ち越しに成功した。その後、茂庭が「肉離れの手前」と語る負傷で交代を余儀なくされるイレギュラーがありながらも、時計の針を進めたC大阪。しかし、後半ロスタイムに悪夢は待っていた。
金沢に与えたCKをGKキム・ジンヒョンがはじくと、飛び込んできた山藤を関口が倒し、PKを与えてしまう。これを山藤に決められ、C大阪は土壇場で同点に追い付かれた。開幕5連勝目前、昨季の天敵にまたしても苦汁を飲まされる結果となった。(小田 尚史)