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J1リーグ 第5節
4/2(土) 15:00 @ 駅スタ

鳥栖
1
1 前半 0
0 後半 1
試合終了
1

Preview 試合プレビュー

光を求める両者。ここで流れを変える

2016/4/1 6:00

■サガン鳥栖
必要なのはゴール、そしてブレない心

 暗中模索と言うべきか、産みの苦しみと言うべきか。現在の鳥栖は光を求めて袋小路に入っているような状態だ。そこから抜け出すための光は得点という結果だ。J1・1st第4節・横浜FM戦(0●1)ではボールを支配しながら、決定機自体はそれほど多く演出することができなかった。しかし、ナビスコカップ第2節・新潟戦(0●1)ではその課題もクリアし、決定機も数多く作った。ただ、それを決め切れなかった。「やっているサッカーは間違いではない。やろうとしていることも徐々に出せるようになっている。だからこそ、勝てなくて悔しい」と高橋の言葉は内容と結果がかみ合わない鳥栖の現状を端的に捉えている。

 そのような状況の中で、いまチームには精神的な強さが求められている。「技術面というより、精神的なところにチームのもろさがある」と藤田も指摘するように、新潟戦でも前半に多数の決定機がありながら決め切れず、後半に自分たちから崩れてしまった。積み上げるのは困難な作業だが、崩れてしまうのは一瞬。そうならないためにもいま、鳥栖は継続性が問われている。「内容が悪いわけではない。信じてやっていくことが大事」と富山は話すが、それはチームの現状にも90分間での試合運びにも当てはまる。高い位置で奪ってクロスを上げ切る。キャンプから取り組んできたコンセプトでチャンスは作れているだけに、このコンセプトを信じて貫くほかないだろう。

 チームとしてこれ以上、ストレスを抱えないためにもチャンスの数に対してそれに見合うだけの得点を挙げたい。得点のために選手個々の奮起もさることながら、チームとしてブレずに続けるという姿勢を90分とおして保つ必要があるだろう。(杉山 文宣)


■柏レイソル
連係の精度と量を高め、今季初勝利をつかむ

 鳥栖の土俵に乗らないことが、勝ち点3の前提だ。今季の柏は最終ラインが非力で、空中戦の勝率も低い。「来たボールをこっちが大きく返すと、向こうのリズムになる。攻め込まれたあとにしっかりつなげられれば、こっちのペースになる」(増嶋)という構図の中で、しっかりボールを持つことが守備の機会を減らし、相手の強みを削ぐ最善手だ。流れを落ち着かせられれば、コンパクトな陣形も整えやすくなる。増嶋は昨季のACLで“韓国キラー”ぶりを発揮した柏の戦いを踏まえつつ、「しっかりラインを上げたことで強い選手、勢いのある選手のストロング(ポイント)が出ないまま終わった。そうすればヘディングの強い相手にも対応できる」と自信も口にする。

 とはいえボールを“持つ”だけではゴールも勝ち点3も手に入らない。今週の柏が時間を掛けて取り組んだのはゴール前のユニット練習。「最終ラインを壊しに行く、崩しに行く動きが足りなかった」(武富)という課題を克服するメニューだ。実戦が必ずしもパターンどおりに進むわけではないが、ボールを持ってから不要な間ができてしまう、3人目、4人目の反応が少ないという課題を克服するためにもイメージの共有作業は重要。今季はよりサイド攻撃に重きを置く柏だが、「中に深く入っていかないと外が空かない。外を生かすためにも中の質をもっと成熟させていきたい」(田中)という側面もある。

 公式戦6試合を終えて未勝利という暗いチーム状況はあるが、課題は幸いにして明確だ。ボールを持ち、コンパクトな組織を作り、前線はゴールに直結する動きの精度と量を高める―。そういった取り組みの先にチームの“開花”は訪れるだろう。(大島 和人)

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