金沢は試合の入りが大きな課題であり、選手たちは常々「立ち上がり」の重要性を口にしていた。にもかかわらず金沢は9分に失点。味方からのバックパスを受けた太田が小野瀬にボールを奪われてしまう。小野瀬はそのままドリブルでボールを運び、落ち着いたシュートでゴールネットを揺らした。
だが、直後の11分。太田のクサビを大槻がフリックし、熊谷が右に展開。最後は古田のクロスをアン・ビョンジュンが頭で合わせ、同点に追い付いた。 早い時間帯に追い付いた金沢だったが、「(そのあとに)もう一度失点してしまった。前半は(自分たちに)スキがあった」と作田は話す。バイタルエリアでイバにボールキープからスルーパスを通されると、これを受けた津田に勝ち越し点を許した。
1点をリードした横浜FCは、自陣で[4-4]の守備のブロックを組み、金沢の攻撃に対応。高い位置を取る金沢に押し込まれる時間が続いたが、GK渋谷のセーブもあり失点には至らず。56分に金沢はPKを獲得し、同点に追い付くチャンスを得たが、熊谷のキックは枠をそれた。その後も同点を目指した金沢だったが、ゴールネットを揺らすことはできず。そのまま逃げ切った横浜FCが勝利を収めた。(野中 拓也)