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しぶとく守り、最後はサインプレーで決勝弾
大観衆の声を背に、アレックス・テイシェイラが、ジョーが、FC東京守備陣に襲い掛かった。その強度は、前節(0△0)からさらにレベルアップしていた。「とにかく速かった」(森重)、「強いし、速いし、うまい。すごい選手だった」(米本)と、選手たちも脱帽気味に話した相手がラミレス。前回対戦では出場停止により不在だったが、元ブラジル代表でチェルシー(イングランド)でもレギュラーを張っていたMFの実力は、やはり伊達ではなかった。
ブラジル人3人を軸に攻める江蘇蘇寧。それでもFC東京は前半から粘り強く戦った。最前線のジョーを目掛けたロングボールに対しては、CBの丸山が体を張って対応し、本職のボランチではなくサイドハーフに回った橋本が献身的な守備を披露。相手のオープン攻撃を警戒した。30分には左CKの流れから最後は森重がミドル弾を突き刺して先制。しかしその4分後、主審の不可解な判定で相手にPKを献上し、試合は1-1のまま後半へと突入した。
さらに加速する、江蘇の攻撃。テイシェイラの動きにキレが増し、対面する徳永は何度も体を張った。前線への飛び出しを増やしたラミレスには、米本が噛み付く。途中、イラ付いたラミレスが米本に詰め寄るシーンもあったが、それはFC東京がしぶとく守っていた証拠。「相手が強くなるほど、燃えるから」(米本)。それはこの日のチーム全体の意識を代弁していた。
そして、我慢の末に得た決勝点。83分、右CKから米本と森重によるサインプレーからゴールが生まれ、FC東京が敵地で貴重な勝ち点3を奪取した。この結果、順位も首位に浮上。強豪ひしめくEグループ、その頂上に堂々と青赤が立った。(西川 結城)