■柏レイソル
前半の試合運びを改善し、リーグ戦初勝利を
6日のナビスコカップ第3節・横浜FM戦(3○1)でようやく今季の公式戦初勝利を挙げた柏だが、ここまでの8試合すべてで相手に先制点を許している。また、そのうち6試合で前半に失点を喫した。チームとして手をこまねいているわけではなく、前半からパワーをかけて縦、裏を突く意識付けはされている。しかしそこに結果が伴っておらず、前半の試合運びは柏の大きな課題だ。そしてリーグ戦未勝利という重い現実が、なおチームにのしかかっている。
とはいえ、ここまでの5試合を振り返ったとき「まったく歯が立たないような試合はなかった」(増嶋)ことも事実。ちょっとしたことで勝ち点『0』を『1』に、『1』を『3』にできる試合ばかりだった。また3試合連続の引き分けという結果は先制されたあと、後半に守りを固めた相手からゴールを奪えている証明。開幕直後に苦しんだセットプレーの守備対応も改善しており、低迷している中でも下平監督とチームの地道な取り組みは続いている。
チームは徐々に加速しているが、勝ち点3がなければこのまま機首を上げて離陸することはできない。本来目指すACL圏はまだ遠いが、柏はリーグ戦初勝利でまず降格圏を脱出したい。(大島 和人)
■FC東京
森重が出場停止も、ACL勝利の勢いで連勝を誓う
中国で手にした大きな勝利。その勢いのまま、FC東京は週末のリーグ戦へと向かう。
6日に行われたACL第4節の江蘇蘇寧(中国)戦。予想どおり厳しいアウェイ戦となったが、リーグ前節・名古屋戦(3○2)に続いて主将の森重が2得点の活躍を見せ、2-1で勝利した。チームは翌7日の早朝便で帰国するハードなスケジュールとなったが、今回の勝利が疲労感を幾分か和らげてくれるだろう。
試合後の選手たちの表情からは、充実感が漂っていた。しかし、どの選手も最後に口にしたのは、柏戦に向けた言葉だった。「今日のようなハードなプレーを、週末のJリーグでも続けていかないといけない」(米本)、「次は柏戦。リーグも勝たないと。もう切り替えていきますよ」(徳永)。タフに戦った選手たち。結果に手ごたえを感じているからこそ、厳しい日程でも連勝を誓う。
今節は公式戦直近2試合で4得点と、守備だけでなく攻撃でも輝く主将の森重が出場停止。代わりには高橋か吉本が入ることが濃厚だ。その森重は「自分は柏戦に出られないけど、練習からチームのためにできることをやる」と語る。主将頼みと見られないためにも、柏戦の勝利、リーグ戦での連勝は必須だ。(西川 結城)