丹羽復帰で今野をボランチに。バランスを改善した青黒が怒濤の前半3得点
ともにリーグ戦の連敗を止めたいチーム同士の一戦。制したのは、攻守のバランスを改善したG大阪だった。
G大阪は負傷から丹羽が復帰して先発出場。これにより今野をボランチの位置に上げることが可能になった。また、前線では長沢が先発し、「長沢との相性は悪くない」(長谷川監督)という宇佐美がトップ下に位置。アデミウソンが左サイドに入った。
これらの要素が前半にうまくかみ合い、G大阪は効率良く得点を重ねることに成功した。1点目はアデミウソンの左からのクロスと長沢のヘディングシュートがピタリと合って決まる。2点目は、先発出場を果たしたオ・ジェソクが力強くボール奪取したところからスタート。ボールを託された宇佐美が相手DFを押し下げながらドリブルを続け、当たりに来られる前にミドルシュートを叩き込んだ。
さらに3点目は相手陣内でのボールカットから連続攻撃をしかけ、アデミウソンが今野とのパス交換からフィニッシュ。長谷川監督は前線のチェイシング、サイドの連動、今野のボランチ復帰といった要素を挙げ、「3点目みたいな形がやっとできたなと思っている」と、理想とした形の得点であることを強調した。
だがG大阪が11分間で3得点したあとは一転、仙台が人が変わったような猛攻をしかける時間が続く。しかも後半早々に、大活躍のアデミウソンが負傷で交代。G大阪は劣勢を余儀なくされるが、チームとしての運動量が落ちても丹羽や長沢のようなフレッシュな選手たちが足を止めずに相手を追い、大黒柱の遠藤が相手のプレッシャーに狙われても今野がサポート。後半はシュートを1本も打てない苦しい展開となったが、仙台の反撃をPKの1点にとどめ、逃げ切った。(板垣 晴朗)