コンパクトな陣形で高い位置を取り、サイドを起点に攻撃をしかける磐田に対し、新潟はシンプルに裏を狙う攻撃を選択。ラファエル・シルバのスピードと山崎のドリブルに加え、田中の背後への動き出しも効き、序盤から新潟が流れをつかんだ。48分、中盤でパスカットしたラファエル・シルバが山崎に預けてゴール前へ突進し、山崎、レオ・シルバとつないだパスを受けて、右足で先制点を挙げた。
しかし、直後に状況は一変。キックオフの流れからアダイウトンが左サイドを持ち上がると、新潟の選手が次々と引きつけられる。これでフリーになった小林祐希がアダイウトンからのパスをペナルティーエリア内に通すと、ボールを受けたジェイを大野が倒したとしてPKに。これをジェイが決め1-1。64分には、GK守田が松井を倒して2度目のPKを与え、再びジェイが挙げたゴールが磐田の勝ち越し弾となった。
新潟は公式戦2連勝からの2連敗。今節は狙いどおりの攻撃ができていただけに「個々の局面での判断の質を上げなければ」と吉田監督は課題を見つめる。一方の磐田はリーグ戦5戦負けなしで、今季初の逆転勝利。着実に勝ち点を積み上げ、「アウェイで負けていないことは自信になる」(名波監督)と手ごたえを口にしていた。(野本 桂子)