Photo: © FC町田ゼルビア/春木睦子
これが勢いの差。山形は退場者も出し、4連敗
4連勝で2位につける“昨季までJ3だった”アウェイ町田と、3連敗中で最下位に沈む“昨季までJ1だった”ホーム山形の対戦は、両チームの勢いがそのまま反映される結果となった。
試合が動いたのは8分のプレー。町田はリ・ハンジェが右奥まで入れたボールを一旦戻すと、右SBの三鬼がグラウンダーのクサビをペナルティーエリア内へ。谷澤のフリックにニアで反応し収めようとした鈴木孝が、相手に手をかけられた状態で転倒。これでPKを得た町田は、鈴木孝が自ら決めて先制した。
町田は先制点を奪って以降、山形の両ウイングバックが高い位置に張り出すことで両SBが押し込まれ、攻撃に転じても敵陣に人数をかけるシーンは少なくなった。しかし、前半は先制直前のディエゴ・ローザのヘディングシュートと直接FK以外に危ないシーンはなく、後半もアルセウのミドルシュート2本に抑えた。
ナイトゲームを戦ったC大阪も勝利したため、前節同様、暫定首位から“暫定”の文字が取れることはなかったが、連勝を『5』に伸ばした町田は3位以下に勝ち点3差をつけ2位をキープした。78分に山形に退場者が出たあとは、何度か決定機を作りながら決め切れないという課題も露呈したが、しかし、攻守一体となれるコンセプト、11人全員が迷いなく力を発揮できる信頼感が町田にはある。「5連勝しているが、毎試合ギリギリの試合をしている。僕たちはまだまだチャレンジャーだと思うので、常に向かっていく姿勢で戦っていきたい」。鈴木崇の言葉には、町田のスタイルをさらにアグレッシブに進化させる決意が込められていた。(佐藤 円)