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J1リーグ 第6節
4/10(日) 16:00 @ メルスタ

鹿島
4
1 前半 1
3 後半 0
試合終了
1
広島

Column 試合後コラム

[鹿島]期する思いを胸に輝きを放ったアタッカー

2016/4/12 14:26

 鹿島が誇る二人のアタッカーが眩いばかりの輝きを放った。

 まずは土居。けがでチームを離れていた間に取り組んだトレーニングで「股関節の可動域が広がった」。もともと得意だったターンはさらに鋭くなり、8分にあっさり水本を外すとゴール前へ。クロスは阻まれたものの「コースは見てない。思い切り蹴り飛ばした」とニアサイドを射抜いた。

 昨季のJ1・2nd第7節・仙台戦(3○2)で2得点を挙げて以来のゴール。走りながら目を閉じるとピッチに倒れ込み、顔を両手で覆った。「涙は出なかったけど、心は泣いていた」

 けがで苦しんだ時期の努力が報われ、さまざまな思いが去来する。チームメートの手荒い祝福は、それだけ苦しんだ姿を見てきたからだった。

 後半はカイオの独壇場。ミキッチを守備に回してその攻撃力を封じただけでなく、スピード豊かでスキルフルな突破とパワフルなシュートは、Jの舞台では規格外の破壊力だ。カイオの体には、故郷ブラジルで見守ってくれている父親の肖像など、さまざまなタトゥーが入っている。その中で昨季加わったのが“Born to play”の文字。「サッカーをするために生まれてきた」というとおり、ピッチに立てばその才能のすべてを出し尽くす。

 カイオも土居も、昨季途中から就任した石井監督の下では必ずしもレギュラーではなかった。指揮官はより高いレベルを要求しながら接し、カイオの成長を促した。そこに続こうとしているのが土居。監督は、今季リーグ戦初先発だった土居も「まだまだ100%ではない」と見ている。それに応えようとする土居にも迷いはない。

「ベンチだろうと先発だろうと、自分の中ではどっちでもやることは変わらないと整理がついていた。点に絡むことを強く思ってピッチに入った」

 チームのために自分を殺すのではなく、自分を生かす。少しずつ攻撃陣がかみ合ってきた。 ( 田中 滋)

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