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J1リーグ 第6節
4/10(日) 14:00 @ JITス

甲府
3
1 前半 0
2 後半 1
試合終了
1
湘南

Column 試合後コラム

[甲府]反省から見せた攻撃的采配。これは英断となるのか

2016/4/12 14:31

 同点で迎えた70分、新加入FWチュカがベンチに呼ばれたときは勝利の可能性がゼロに近付いたと思った。6日のナビスコカップ第3節・磐田戦(0●1)でのチュカの途中起用は同点に追い付けそうな流れを削いだが、実戦で確かめたいという納得できる理由があった。しかし、労働者の中で貴族のように振る舞うチュカは甲府FWに求められる前線からの守備をアリバイ的にすらやらないし、動き出しも遅い。ノートにチュカと指揮官を非難するメモを書き始めた。

 しかし、後半ロスタイムのカウンターのチャンスにクリスティアーノに決定的なパスを通したのは、ドリブルで持ち上がってタイミングを図ったチュカ。ゴールが決まり爆発するような歓声を聞きながら、この結果をどう受け止めようか思案しているうちにクリスティアーノが3点目。山梨中銀スタジアムは今季ホーム初勝利のお祭り騒ぎとなり、思案も中断した。

 ただ、3-1の素晴らしい勝利でもチュカ投入の意図が理解できず、ミックスゾーンで佐久間監督に質問をぶつけると「迷いはなかった。でも、結果論」と控え目な答えが返ってきた。一か八かの賭けではなく、湘南の状況を見極めた上、守備は求めずチュカのスピードとパス出しに期待したセオリーにもとづく采配だった。それを後押ししたのは山本が退場になった前節・浦和戦(1●2)の[6-3-0]システムへの変更という苦い記憶。0-0で逃げ切ろうとした判断を、指揮官は「消極的になった私のミス」と選手にもマスコミにも話した。これでチュカが戦力になっていければ、指揮官のこの日の采配も英断だったということになる。 (松尾 潤)

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