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[日本代表]最終予選で日本の復権を証明せよ/W杯アジア最終予選

2016/4/15 15:38


Photo: © JFA

豪州が最大のライバル。目指すは1位のみ

 日本を含めたロシアW杯アジア2次予選を勝ち抜いた12カ国が、最終予選で二つのグループに分けられた。「簡単な相手は一つもない」(ヴァイッド・ハリルホジッチ監督)。試合環境や条件の読めない中東でのアウェイゲームなど、今回も予測不能なタフな試合が重なることが必至だ。

 中でも、日本が最も意識する相手は、やはり豪州だ。ドイツW杯では初戦で苦杯を舐め、前回のW杯最終予選では両国ともに出場権を獲得したが、日本は豪州の後塵を拝しグループ2位での突破となった。彼らの欧州レベルの組織力とフィジカルの強さは、アジアでは異色かつ強力な武器として存在する。

 先週、取材で中国・杭州を訪れたときのことだった。中国スーパーリーグ・杭州緑城の練習場。戦術練習で一際大きな声で周囲の選手に指示を出し、紅白戦では鋭い動きからゴールネットを揺らす。高さあり、両足からの鋭いシュートあり。その男、ティム・ケーヒル。日本代表と対戦した過去8試合で5得点を挙げているストライカーは、いまも健在だ。杭州緑城を率いるのは前韓国代表監督のホン・ミョンボ氏。流暢な日本語でこう話していた。「ケーヒルは抜群の状態。最終予選でも韓国か日本を苦しめると思う」。

 はたして、日本はまたしても豪州と対決することになった。グループ2位以内に入れば自動的にW杯の出場権を獲得できる。しかし、戦う前から2位狙いの弱気な姿勢はいらない。日本代表の主力DF森重真人はこう語る。「ケーヒルのようなレベルの選手を止める。それが最終予選をトップで勝ち抜くことだけでなく、W杯での戦いにもつながっていく」。

 本田圭佑が先日語っていた、この言葉。「アジアの中で、強い日本を取り戻す必要がある」。ライバル・豪州や並み居る難敵を抑えて、目指すべきは堂々の1位通過。険しき道の最終予選で強さを見せ付けてこそ、日本の復権は証明される。(西川 結城)

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