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浦和が今季、ACLでアウェイに乗り込むのは3度目。ここまでアウェイでは1分1敗と思うような結果を出せていない。アウェイでの戦いが厳しいものになることは重々承知だが、今後に向けてもアウェイでの戦いは重要になってくる。それだけにこれまでとは違った姿を今節は見せたい。
今季最初のアウェイ戦となったACL第2節・浦項戦は「相手をリスペクトし過ぎた」(槙野)結果、フォーメーションを通常の[3-4-2-1]ではなく[4-1-4-1]にした上、自分たちのサッカーをピッチで表現できず0-1で敗れた。ピッチに立った多くの選手が「いつもどおりやっていれば勝てた相手だった」と悔やむ敗戦だった。続くACL第3節・広州恒大とのアウェイ戦(2△2)では0-2から追い付いた点は評価できるが、「アウェイでは最初の20分が悪くて」(西川)前半は相手に圧倒された。
この2試合を経て臨む今節はその経験を生かして勝ち点を浦和に持ち帰りたい。シドニーFCにはACL初戦で2-0と勝利しているが、阿部は「07年にシドニーFCと対戦しているが、別のチームと考えたほうがいいぐらい、ホームとアウェイのチームの差は感じた」と警戒を強める。埼玉スタジアムでのイメージを持ち込めば痛い目を見るだろう。特に注意したいのは“立ち上がり”。国内と比べてスカウティング材料が少ないアジアの舞台では、相手の出方を見て策略を練ることが重要だ。そこで見誤ると、これまでのアウェイ2戦のように早々に失点して苦しい展開となってしまう。相手の出方を冷静に見極めて、チーム全体でどう戦うのかという意思統一が重要になってくる。
ペトロヴィッチ監督や選手たちは「常に敗戦から学んできた」と口をそろえる。それはアジアのアウェイでの戦い方も例外ではない。アジアの覇権を奪還するためにもクリアしておかなければならない課題だ。(菊地 正典)