グループAの1位・大宮と2位・神戸の直接対決は、ネルシーニョ監督が「前半の45分の彼ら(神戸の選手)は非常に集中力を欠き、受け身で試合に入った」と評したように公式戦6試合負けなしの大宮が攻守に持ち味を発揮した。
積極的な守備で公式戦5試合負けなしと好調だった神戸だったが、この日は前線からのプレスがうまく機能せず、大宮はビルドアップからリズムを作る。そして17分にマテウスの突破から江坂が決めて先制。前半は大宮が主導権を握った。
ただ、神戸も反撃する。「相手のボランチを一番につぶすことを考えた」と後半から出場した前田は話し、全員が前面の相手に勝つことを徹底し、守備から攻撃に勢いをつける。すると58分、ペドロ・ジュニオールが左サイドから中央へ切れ込み、ラストパスを受けた渡邉が左足を振り抜いてゴールを奪い、試合を振り出しに戻した。
一進一退の中、終盤に大宮は決定機を多く作ったが得点ならず。古巣戦だった奥井は「最後の質」を課題に挙げ、「90分集中しないとワンチャンスでやられる」とチームの反省を代弁。両軍ともに“負けなし”を継続したが、勝ち切れなかった悔しさを残した。(小野 慶太)