Photo: Atsushi Tokumaru
福岡戦2日前の練習。そこで行われた紅白戦は、見るべきモノが多かった。
左からのクロスを豪快にゴールネットに蹴り込んだのは、ムリキ。難しい体勢でも正確にミートする技術は、さすがの一言。そのほかにも、パスを呼び込む際には「ケイゴ!(東)」、「コウタ(! 水沼)」と仲間の名前を積極的に連呼していた。その声は一際グラウンドに響き渡るとともに、彼が徐々にチームに溶け込んでいることを表していた。
ここのところ好調なプレーを見せているネイサン・バーンズも負けていない。低いクロスに対して一瞬のスピードで反応し、GKが触るよりも前に右足を伸ばしてゴールを決めた。中盤からサイドに送られたパス、そこからのフィニッシュと攻撃パターンも申し分なかった。ゴール前に位置していたバーンズにしっかりラストパスが送られたことからも、この豪州代表FWへの周囲の信頼度が高まっていることが伺えた。
もちろん、今節も先発濃厚な平山の存在も際立つ。彼を目掛けたクロスだけでなく、バーンズらその他の選手との連係も練習中から向上しつつある。「周りが自分の特長を分かっているし、練習からそれぞれお互いを意識し合っている。あとは、試合の中で勝つために何ができるか。ワンプレー、ワンプレーの判断や決断をしっかりしたい」(平山)。ここのところ湿りがちな攻撃。守備に重きを置く福岡を撃破するには、個性豊かな彼らFW陣の躍動が不可欠だ。 (西川 結城)