グループステージ最終節を待たずして、敗退が決まっているG大阪にとって、形の上では“消化試合”となるメルボルン・ビクトリー戦。もはやどんなスコアで勝ち切ろうと、今季のACLにつながることはない。ただ、今大会未勝利のG大阪にとっては意地を見せ付けたい一戦だ。「チームとしてのプライドを出して、勝って帰って来るだけ」と話すのは丹羽である。リーグ戦に専念すべく、宇佐美や遠藤ら主力の大半を温存させる長谷川監督だが、決して捨て試合にするつもりはない。
ラウンド16進出に向けて、死に物狂いで向かって来るメルボルンVは、「起用した選手がどこまでやれるか」(長谷川監督)という格好の物差しになる相手である。
そして、この試合は勝利を目指すと同時に、この先のリーグ戦に向けたテストの場でもあると指揮官は位置付ける。中でも期待が懸かるのは今季トップチームで初出場となる岩下。「メルボルンはちょうどいい相手。どんどん実戦感覚を取り戻したい」と話す。けがが癒えた井手口や、くすぶり続けるアデミウソンらのパフォーマンスも必見だ。(下薗 昌記)