7試合勝ちなしの群馬と5試合勝ちなしの東京V。シーズン序盤にして低迷しているチーム同士の対戦は、撃ち合いの末の痛み分けとなった。先制したのは群馬だった。5分、高橋の左からのクロスに常盤がヘッドで合わせてあっさりとゴールネットを揺らす。先取点で勢いに乗った群馬は、その後も東京Vの緩い守備網を突いて波状攻撃をしかけるが、追加点が奪えない。イヤな空気が流れ始めた30分、CKから東京Vの井林に弾丸ショットをぶち込まれて同点に追い付かれると、34分には右サイドからのクロスを澤井に蹴り込まれて逆転を許してしまった。
一転して劣勢となった群馬は、リスクを負って反撃に出ていく。東京Vが追加点のチャンスを逃したあとの75分、クロスの折り返しを高橋が決めてゲームを振り出しに戻す。
残り約15分間は、攻守が目まぐるしく入れ替わる中、双方が勝ち点3を求めて奮闘。しかし、決勝点は生まれずそのままゲームは閉じた。東京Vの冨樫監督が「選手たちはしっかりと戦っていたが、群馬の一発にやられた。後半に押し込まれたことが課題」と話せば、群馬の服部監督は「先制したので勝ち点3を奪わなければいけないゲームだった」と振り返った。
スコアこそ2-2のシーソーゲームになったが、決して締まった内容ではなかった。勝ち点1の裏には、両チームが低迷している理由が散りばめられていた。(伊藤 寿学)