Photo: Atsushi Tokumaru
全体的に動きの少ない90分間となった。これには視察に訪れたヴァイッド・ハリルホジッチ日本代表監督も「今日は(試合について)話したくない。理由は皆さんも分かると思う」と口を濁した。また、U-23日本代表の手倉森誠監督も「お互いに(勝利から見放されている)“困難”な状況を強いられているので、“こんなん”試合になるよね」と得意のダジャレを絞り出して内容面の乏しさに触れた。
福岡は普段の5バック気味の布陣ではなく、「リスクはあるけど積極的に行く」(末吉)という狙いの下、4バックで臨んだ。引いて守るのではなく、前からボールを奪いに行く姿勢を見せた。対するFC東京は前線の平山を生かした攻撃を目指したが、うまく前線にボールが収まらない。守備で睨みを利かす福岡、攻撃が機能しないFC東京。この構図が、試合を堅くした。
その中で要所を押さえたのは福岡だった。61分、セットプレーの2次攻撃からウェリントンが得意の高さを生かして先制点を奪った。FC東京は終了間際にPKを獲得するも、これを森重が失敗。「チームにとって大事な勝利」(井原監督)。ついに福岡が今季リーグ戦初勝利を挙げた。一方のFC東京は、これで公式戦5試合勝ち星なしとなった。(西川 結城)