脅威となった名古屋のストロングポイント
前節・浦和戦(1●4)で大敗を喫していた名古屋と、リーグ2連敗中の横浜FM。苦しむ両チームの一戦で、自分たちのカラーをより強く打ち出し、今後に向けた光明を見いだしたのは名古屋だった。
お互いに守備をセットしてからプレスに出て行く両チーム。引き締まる展開となっていた中、一つのミスから試合は熱を帯びていく。33分、クロスのこぼれ球から喜田が強烈なボレーを放つと、GK武田のファンブルしたボールに対し齋藤が詰めるものの、これを決められない。すると名古屋はここからカウンターを発動。サイドで受けた古林がクロスを送ると、飛び出したGK飯倉がファンブルしてしまう。そのこぼれ球をシモビッチが蹴り込み、自身4試合連発となる今季7ゴール目を流し込んだ。
後半は、試合前に発熱していたというシモビッチから川又にスイッチした名古屋だが、その川又が背番号9にも負けない力強さを見せる。49分には左からのクロスに飛び込んでGK飯倉と交錯。そのボールに反応した和泉が、プロ初ゴールを蹴り込み、名古屋に2点目が転がり込んだ。
後がなくなった横浜FMは、ここから猛攻をしかける。70分には途中出場の伊藤が1点を返し、その後も次々と相手ゴールを脅かしていく。しかし、GK武田の好守に阻まれ追加点を奪えずにいると、名古屋に得点が生まれる。78分、前掛かりになる相手に対し、永井のカウンターから川又が加点した。
ミスから失点し3連敗となった横浜FMに対し、状況に応じて速さと高さを生かした名古屋。ストロングポイントを使いながらしたたかに加点し、豊田スタでの今季初勝利を手に入れた。(村本 裕太)