■水戸ホーリーホック
強風の中で行われた前節・徳島戦は「自分たちのペースで試合を進めることができた」(今瀬)ものの、再三のチャンスでゴールを決め切ることができず。すると82分に、ミスからこの日最初に与えたチャンスを決められ、結果的にそれが決勝点に。3年ぶりの3連勝を逃すこととなった。「あそこをしのいでいれば、最低でも引き分けにすることはできた」と今瀬は唇をかんだ。
試合展開に関して、「自分たちのスタンスを出すことはできていた」と本間は言う。ただ、「勝つためには足りなかったのは事実」と厳しい口調で言葉にした。攻守において、勝利した第9節・東京V戦と第10節・千葉戦ほどの積極性を出すことができなかったと、守護神は感じたという。だからこそ、「北九州戦で勝つためにも、勝った2試合以上の戦う気持ちを見せないといけない」と本間は危機感を強め、「敗戦のあとが大事」と強い口調で語った。3連戦の最終戦、体力的に厳しい状況ではあるものの、「やることは変わらない」(今瀬)。自らにムチを打ち、攻守でアクションを起こし続けた先に勝利は待っている。(佐藤 拓也)
■ギラヴァンツ北九州
5日に実施された紅白戦の主力組メンバーは、前節・長崎戦の先発メンバーと同じだった。柱谷監督の「2-2で引き分けたが、良いゲームができた。良い攻撃につながる前向きの守備ができたし、攻撃も相手の圧力をかわしてうまくボールを相手陣内に運ぶことができた」という長崎戦の評価からすれば、2試合続けて同じ先発メンバーになることが濃厚だ。
また、比較的年齢が高い選手構成だけに、連戦の疲労も危惧されるが、「連戦だからこそ、コンディションとコンビネーションが上がってきている」と指揮官は心配していない様子だ。
その紅白戦で時間を掛けていたのがセットプレーの確認。水戸の武器への警戒が理由だが、北九州もそこで得点を取れれば、試合運びがラクになるとの考えも当然のこととしてある。“原のロングスローからの小松の頭”あたりが、一つの狙い目となりそうだ。
メンバー構成を含めた“継続”で、開幕戦以来の勝利を目指す。(島田 徹)