■V・ファーレン長崎
勝ち切れない試合が続く長崎だが、強い風雨の中で行われた前節・北九州戦は、苦戦しながらも試合を立て直し、永井のスーパーゴールで勝ち点1を獲得。「戦術とか技術の前に、戦うという部分を出していかないと現状は変えられない」という梶川の言葉を実践する戦いを見せることができた。この戦いや決意を持続していくことが、岡山戦では重要だ。岡山戦では、チーム総得点の8点中5得点をたたき出しているエース・永井へのマークは厳しいことが予想され、永井の得点力だけに依存しない攻撃を展開することが必要となる。また、赤嶺、伊藤、押谷らアタッカー陣がそろっているだけでなく、片山のロングスロー、セットプレーでの岩政のヘディングなど、バリエーションも豊富な岡山の攻撃を封じるには、チーム全員の守備意識の統一が不可欠だろう。攻守ともに求められるモノが高い試合となりそうだが、リーグ戦を巻き返していくために乗り越えるべき戦いとなるはずだ。(藤原 裕久)
■ファジアーノ岡山
「激闘になる準備をしておけ」と長澤監督は選手たちにミーティングで伝えた。岡山は前節・横浜FC戦(2○0)で3試合ぶりに勝利を奪ったが、ひと息ついている様子はない。長崎は勝利から遠ざかっているが、岩政は「まとまりとか共通認識は(昨季より)上がっているように見える。激しい試合になるでしょうし、苦しい試合にもなるでしょう」と見据えた。岡山は激しい試合になることをチーム全体で覚悟して、長崎に乗り込んでいく。
ポイントはハードワークの強度で負けないこと。「連戦の3試合目だから、よりそこが明確になってくる」(長澤監督)。岡山は真っ向から長崎とやり合うつもりだが、「賢さっていうのも必要になってくる」とも指揮官は語った。力を出し惜しみしてはいけないが、ベンチワークも含めて“力の出しどころ”をチーム全体で統一し、より大きなエネルギーを生み出すことが重要になる。
連勝して上位を追走できるか。いまの岡山のチーム力が問われる一戦になる。(寺田 弘幸)